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美容皮膚科診療案内

ボトックス

A型ボツリヌス毒素、血清アルブミン、塩化ナトリウムを含む薬剤です。「毒素」というと、怖いイメージをもたれるかもしれませんが、ボトックスは以前から、眼瞼や顔面の痙攣に対する治療薬としても使われており、適切に使用した場合、安全で非常に効果が高い薬です。

≫作用機序
筋肉が収縮したり、汗をかいたりするときには、アセチルコリンという神経伝達物質という物質が神経の末端から放出されています。ボトックスはこの伝達物質の作用を弱め、筋肉が働かないようにしたり、汗を出さないようにする薬剤です。

≫臨床応用など
顔面痙攣、眼瞼痙攣のほか、顔面の表情しわ、わきの下や手のひらの多汗症、筋肉の肥大によるエラなどに対して用いられます。ただ単に注射を打てばよいわけでなく、対象となる筋肉や組織に特異的に効果がでるように注射の部位や深さを決定することが重要です。作用の持続期間は3-9ヶ月ですが繰り返し注射する ことにより、作用期間は徐々に長くなると言われています。顔面は唯一、筋肉と皮膚がつながっているところです、だからこそ笑ったときや怒ったときに筋肉の動きが皮膚に伝わり、しわになります。ボトックスは対象となる筋肉の動きを減弱し、しわがでないようにするとともに、それが年月を経て皮膚に刻みこまれてしまう、目尻や眉間のしわを予防します。

また汗が多くて気になる部位に注射をうつと、発汗が減ります。下顎のエラが突出している場合、それが骨によるものか筋肉によるものかを区別する必要があります。後者であれば、ボトックスは有効です。その他、笑ったときの口角や眉毛を上げたときの非対称を改善したり、首すじのたてに走る筋にも効果的です。
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